最終更新日 2024年5月13日 by achille
こんにちは、花屋を営んで50年以上になる私です。 今日は、季節の花をお部屋に飾るコツについてお話ししたいと思います。 春夏秋冬、それぞれの季節に咲く花々は、私たちの暮らしに彩りを添えてくれます。 でも、せっかくの花も、飾り方によっては魅力が半減してしまうこともあるんですよ。
そこで、私の経験から学んだ、季節の花を上手に飾るポイントをシェアしたいと思います。 花を飾ることで、お部屋の雰囲気がガラリと変わります。 季節感を取り入れることで、暮らしにメリハリをつけることもできるんです。 さあ、一緒に季節の花を楽しむコツを学んでいきましょう!
目次
春の花を飾るポイント
チューリップの飾り方
春といえば、やっぱりチューリップ。 色鮮やかなチューリップは、お部屋に春の訪れを告げてくれます。 チューリップを飾るときのポイントは、花瓶の選び方にあります。
花瓶の種類 | おすすめの理由 |
---|---|
ガラス製の花瓶 | 茎が透けて見え、チューリップの美しさを引き立てる |
背の低い花瓶 | チューリップのつぼみがまっすぐ立つので、綺麗に飾れる |
シンプルなデザインの花瓶 | チューリップの色や形を邪魔しない |
また、チューリップは水の吸い上げが良いので、花瓶の水は毎日取り換えるようにしましょう。 茎の下部を1cm程度切るのも、長持ちさせるコツですよ。
桜の枝を使った演出
春の風物詩である桜。 桜の開花時期に合わせて、お部屋に桜の枝を飾ってみませんか? 桜の枝は、花瓶に斜めに挿すことで、自然な雰囲気を演出できます。 また、枝ぶりの美しい桜の枝を選ぶことで、花が少なくてもお洒落に見せることができますよ。
桜の枝を飾る際は、水揚げをしっかりと行うことが大切。 枝の下部を割るか、ハサミで十字に切り込みを入れることで、水揚げがスムーズになります。 お部屋に桜の枝を飾れば、まるで桜並木の下にいるような気分を味わえますよ。
スイートピーのアレンジメント
春の代表的な花の一つ、スイートピー。 可憐な花びらと優しい色合いが魅力的ですよね。 スイートピーは、他の花と組み合わせることで、より素敵なアレンジメントを作ることができます。
例えば、スイートピーとラナンキュラスを組み合わせると、春らしい柔らかな雰囲気に。 また、スイートピーとチューリップを合わせると、ポップで明るい印象になります。 アレンジメントを作る際は、花の色合いや形のバランスを考えながら、自由に組み合わせてみてくださいね。
夏の花を楽しむアイデア
ひまわりを使った明るい飾り付け
夏の強い日差しを思わせるひまわり。 大輪のひまわりを飾れば、お部屋が一気に明るくなります。 ひまわりは背が高い花なので、大きめの花瓶に飾るのがおすすめ。 ひまわりの花言葉は「あなただけを見つめる」。 黄色い花びらが、太陽に向かって伸びる姿は、まさに太陽を見つめているようで素敵ですよね。
ひまわりを飾る際は、葉を取り除くと、花びらが際立ってきれいです。 また、ひまわりは日持ちがあまり良くないので、水は毎日取り換えるようにしましょう。 ひまわりの明るさで、お部屋にポジティブなエネルギーを呼び込んでくださいね。
アジサイのドライフラワーアレンジ
初夏から夏にかけて咲くアジサイ。 色鮮やかな花びらが美しく、見ているだけで涼しげな気分になりますよね。 アジサイは、生花だけでなく、ドライフラワーにしてもお洒落に飾ることができます。
アジサイをドライフラワーにする際は、花びらが開ききる前の状態で吊るして乾燥させるのがコツ。 そうすることで、綺麗な形を保ったまま、ドライフラワーに仕上げることができます。 ドライフラワーになったアジサイは、花瓶に飾るだけでなく、リースやスワッグにするのもおすすめ。 ナチュラルでお洒落な雰囲気を演出できますよ。
ガーベラのテーブルコーディネート
夏のテーブルコーディネートに取り入れたい花が、ガーベラ。 色鮮やかで元気いっぱいなガーベラは、食卓を明るく彩ってくれます。 ガーベラを飾る際は、茎が水に浸かるように花瓶に生けるのがポイント。 茎が水に浸かっていないと、花が長持ちしません。
また、ガーベラは花びらが繊細なので、他の花と組み合わせる際は気を付けましょう。 あまり強い花と一緒に飾ると、ガーベラの魅力が損なわれてしまうことも。 ガーベラの花言葉は「希望」「前進」。 食卓に飾って、家族団らんの時間を楽しく過ごしてくださいね。
秋の花を取り入れる工夫
ダリアの色合いを活かした飾り方
秋の代表的な花の一つ、ダリア。 ボリューム感のある花びらと、深みのある色合いが特徴的ですよね。 ダリアは、花びらの色によって、雰囲気がガラリと変わります。
例えば、赤やオレンジ色のダリアは、情熱的で華やかな印象に。 一方、ピンクや白のダリアは、柔らかくロマンチックな雰囲気を演出してくれます。 ダリアを飾る際は、花びらの色合いを活かすことを意識しましょう。 また、ダリアは花びらが密集しているので、ほぐしてから花瓶に生けるのがおすすめ。 ダリアの豪華さを存分に楽しんでくださいね。
コスモスを使ったナチュラルな雰囲気作り
秋の野原を思わせるコスモス。 ふわふわとした花びらが、心を和ませてくれますよね。 コスモスは、ナチュラルな雰囲気を演出するのにぴったりの花。 シンプルな花瓶に、コスモスを数本飾るだけで、お部屋が秋らしい雰囲気に染まります。
コスモスを飾る際は、茎の長さを揃えることがポイント。 長すぎたり、短すぎたりすると、バランスが悪くなってしまいます。 また、コスモスは花もちがあまり良くないので、こまめに水を取り換えるようにしましょう。 コスモスの優しい雰囲気で、秋のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
秋バラのシックなアレンジメント
バラは春だけでなく、秋にも美しい花を咲かせます。 秋バラは、深みのある色合いが魅力的。 赤やピンク、オレンジ色の秋バラを組み合わせることで、シックで大人っぽいアレンジメントを作ることができますよ。
秋バラを飾る際は、グリーンを合わせるのがおすすめ。 グリーンを加えることで、アレンジメントに奥行きが出て、より洗練された印象になります。 また、秋バラは花びらが繊細なので、花瓶に生ける際は優しく扱うことが大切。 秋バラのアレンジメントで、お部屋に上品な秋の雰囲気を演出してみてくださいね。
冬の花で温かみを演出
シクラメンを使ったクリスマス飾り
冬の代表的な花といえば、シクラメン。 可愛らしい花と丸みを帯びた葉が特徴的ですよね。 シクラメンは、クリスマスシーズンにぴったりの花。 シクラメンをクリスマスツリーの下に飾れば、より一層クリスマス気分を盛り上げてくれます。
シクラメンを飾る際は、鉢植えのまま飾るのがおすすめ。 シクラメンは室内で育てやすい花なので、長く楽しむことができますよ。 また、シクラメンは直射日光を避け、明るい日陰で管理するのがコツ。 シクラメンの可愛らしさで、クリスマスを心温まるものにしてくださいね。
ポインセチアのお正月アレンジ
真っ赤な葉が印象的なポインセチア。 クリスマスシーズンに多く見かける花ですが、実はお正月の飾り花としてもおすすめなんです。 ポインセチアは、「聖夜」「祝福」といった花言葉を持つ縁起の良い花。 お正月のアレンジメントに取り入れることで、華やかさがアップしますよ。
ポインセチアを使ったアレンジメントを作る際は、松やしめ飾りと組み合わせるのがおすすめ。 和の要素を取り入れることで、お正月らしい雰囲気を演出できます。 また、ポインセチアは直射日光を避けて飾るのがコツ。 ポインセチアの鮮やかな色合いで、新年を祝福してみてはいかがでしょうか。
水仙の寄せ植えで春を先取り
冬の終わりから春先にかけて咲く水仙。 純白の花びらと黄色の芯が、清楚で美しい花ですよね。 水仙は、春の訪れを感じさせてくれる花。 冬の間にも、水仙を飾ることで、春を先取りすることができますよ。
水仙を飾る際は、寄せ植えがおすすめ。 水仙の球根を数個植えることで、より華やかに仕上がります。 また、水仙は水を多めに与えるのがコツ。 水切れを起こすと、花が咲かなくなってしまうので注意しましょう。 水仙の寄せ植えで、冬の間も春の気分を味わってみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか? 季節の花を飾ることで、お部屋の雰囲気はガラリと変わります。 春夏秋冬、それぞれの季節に合った花を選ぶことで、季節感を演出することができますよ。
また、花を飾る際は、花瓶の選び方や飾り方のコツを押さえることが大切。 花の魅力を最大限に引き出すことで、より素敵な空間を作ることができます。 季節の花を取り入れることで、心に潤いを与えてくれるはずです。
ぜひ、お気に入りの季節の花を見つけて、お部屋に飾ってみてくださいね。 花のある暮らしで、毎日を彩りある日々にしていきましょう。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。